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言葉を、気持ちを通わせる [日記・雑記]

週末に迫った聖火リレーに向けて、何だかきな臭い情報が飛び交っている。
(Free Tibet見つけたらペンで刺しちゃえよ!とか、スタンガンでビビビッとしちゃえよ!!とか・・・)
私は人込みは駄目駄目なので、参加することが出来ないけれど、当日参加される方には、十分自分の身の安全に気をつけて欲しいと思っている。
(ってか、聖火なんて美しいもんじゃないから、断れば良いのに・・・)



私が学生時代、天安門事件の少し後だった事もあって(年は数えないように)、留学していた中国の方々は身の安全のためか、年齢が離れていたせいか、殆ど交流を持つ事が無かった。いつも留学生同士で固まって、会話も中国語、全く寄せ付けてくれないという印象が強かった。(反面、台湾出身の方は「楽しんでるな〜w」という思い出が・・・)
とはいえ、授業で接する「個人の」彼らはとても真面目で、優秀で、私も見習わないと、とよく思っていた。
アルバイト先で一緒だった中国の人も、朴訥で、温和な人だった。
私が個人的に知っている中国人のイメージは、こんな感じ。

それがまぁ、最近のメディアを通してみる彼らはどうしちゃったのだろう?数年目の半日デモも恐ろしかったけれど、今は反仏デモが華々しく繰り広げられている。
デモに参加している面々の様子から、とても若い人達だということだということが良く分かる。
やはり、かの民主化運動の反動として、その後徹底的に「国粋主義教育」を行ったんだろうな、と感じてしまう。
日本もかつて同じ道を歩んできたから、なおさらそう感じる。

でも私は「だから中国人は」っていう言い方は好きじゃない。
あれだけの人口を抱える国なのだ、中国は。それこそ様々な人間がいるだろう。
今の政府が「何か変」と感じている人も。

既に報道などで知っている人も多いかと思うけれど、アメリカのデューク大学に留学中の王千源(グレース・ワン)さんが、純粋に自分の意志で、中国人留学生とチベット支持派のアメリカ人学生との対話を試みようとした記事をリンクしておきたいと思う。
その後の彼女は家族を含め、危険な立場に陥ってしまったけれど、中国が本当の意味での先進国へなろうとするのであれば、彼女のような人物こそが国を挙げて守るべき対象だと思う。それこそ青いジャージ集団が、クレイジーな国粋主義者をブロックする心意気で。

このニュースを見て、本当の被害者は、中国国内の少数民族であり、また大多数の(何も知らされない)一般市民であると心底感じた。

「売国奴」呼ばわりされた中国人女子学生、事件の真相と決意を語る 大紀元日本4月21日

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鯉三

いよいよ明日ですね。
とても離れたところにいながら、緊張しています。
どうか静かで平和的に、しかし揺るぎない厳しい抗議の視線を注いで、世界にインパクトを与えてほしいと願っています。

大挙押しかけるであろう中国人だけでなく、興味本位で長野に入ってバカなことをする日本人がいないか心配です。昔大阪の釜ヶ崎の日雇い労働者たちの暴動に加わって、好き勝手に暴れた若者たちがいたことを思い出してしまいます。絶対にそんなことがあってはならないと思います。

王千源さんのことはニューヨーク・タイムズの記事で読みました。とても恐ろしいことです。群集心理とでも言うのでしょうか。ネットを通した、直接自分で手をくださない言葉の暴力は底なしで、人間の暗部を見る思いがします。
by 鯉三 (2008-04-25 23:49) 

shiela

鯉三さん今晩は。
緊張のあまり眠れません・・・(ウソです、ただの不眠です)
>興味本位で長野に入ってバカなことをする日本人がいないか
私もとても心配しています。。。
一部の人間の行為が、多数の善意を踏みにじる結果にはなって欲しくないからです。
アメリカに留学して、純粋な目で自分の意志を「述べただけ」の王千源さんの行為には、とても頭が下がる思いです。でもその結果を知ったとき、今の中国政府の、いえ鯉三さんのおっしゃるように、人間の恐ろしさを感じました。

・・・やはり緊張して、眠気が来ないみたいです(大汗)
by shiela (2008-04-26 03:49) 

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